【前回のブログ】
肺水腫と酸素室について『失敗編』 酸素室について『手作り酸素ハウス編』
酸素室について『手作り酸素ハウス編Ⅱ』
酸素室
愛猫ティナは日に日に呼吸が悪化、常時呼吸数が50~80/minと通常生活が困難になり、基本的に常時酸素室の生活になりました。
ガーデニングのビニールハウス酸素室では安定性もそうですし、やはり窮屈。
簡易トイレや寝床を置いたらご飯やお水の容器を入れるスペースが限られてしまいます。
常時そこに入れておく頭では無かった為、やはり既製品のハウスを買うことにしました。
短い期間でしたが手作り酸素ハウスは卒業です。
酸素室は酸素濃縮器と同じ会社のユニコムさんの酸素室。
コチラはAmazonさんでも取り扱っていました。
こちらです!
サイズ的にはこのような感じでトイレを入れてもスペースがあります。(Ⅿサイズ)
※上の丸い穴もメッシュに簡単に変更できます。大きさ的には横2mくらいは確保、奥行き1mくらい。
正面にはジッパーが2個ついているので開閉を小さくする事が出来ます。
なので、食事の入れ替え、トイレの交換等、酸素流出を減らせる所が良かったですね。またサイドの片方にもジッパーが付いているので横からも開ける事が出来ます。
酸素室の使用のほかにも、折り畳み式なので避難用の緊急ゲージにもなります。
既製品だけあって脱走の心配もなくなりましたし、安定性もばっちりです。
結果的には最初からこちらでもよかったとは思いますが、かなり場所を取ります。
室内は広いので、手作り酸素ハウスよりゆったりと生活は出来ていました。
大型ネコさんだと少し窮屈かもしれませんね。
やはり出たがるティナさん
心配そうに見つめるみみさん。
この時はだいぶ呼吸数も上がってしまい、酸素濃度40で調整。
元気なうちは酸素室から出たがって鳴いていましたが
毎日のように肺水腫を繰り返し悪化。
酸素室がきて程なくして、ティナは亡くなりました。
約1週間でした。
本当は大好きな日向ぼっこもしたかっただろうし、
大好きなベッドの上で生活したかったと思います。
毎日のように通院し、投薬生活でティナはすごく頑張りました。
酸素室があるから安心というわけではないですし、酸素室で病気が良くなることはありません。自宅での生活で苦しくなく生活させて上げれるようにしてあげる為です。
私も酸素室を自作するにあたっていろんな方のブログを参考にさせてもらいました。
ですが、情報が少ないんですよね。
肺水腫等、呼吸器疾患に苦しむ猫ちゃんの飼い主さん達が
1人でも多くの方にこのブログが参考程度になることを願っています。
闘病にあたって
ティナの闘病生活は短かったですが、
四六時中酸素濃度を確認し、夜中でも呼吸数などの体調観察で睡眠不足。
費用面でも医療費や自宅の整備費など、それなりに必要となってきます。
愛犬や愛猫といった家族が第一ですが、看病される方の健康や精神面も大切です。
何がベストな選択かはわかりません。
ただ、闘病している愛犬、愛猫といった家族を少しでも苦しくないように、
辛くないように生活させてあげる為に、より良い環境を提供出来たら良いと思います。
病気になっても長生きする子たちもたくさんいます。
一生懸命に治療してもティナのように早期に亡くなる場合もあります。
どこまでしてあげられるかは飼い主さん次第となってきます。
健康であってもそうでなくても、命あるうちに沢山の愛情を注いであげてくださいね。
今回はこの辺で。